しまチャレ2023 ながさき「しま」のビジネスチャレンジ2023

輩インタビュー

輩インタビュー

しまの先輩ノート No.8

壱岐市(壱岐島)
けしごむはんこ あやとりや
藤木彩乃さん

島歴5年 製造小売業

沖縄県の宮古島で育った藤木さんは、起業前からライフワークとしていた「けしごむはんこ」の作家活動を、壱岐島を拠点として続けています。壱岐島での暮らしは初めてだったという藤木さんですが、「地域おこし協力隊」などの活動を経て、その魅力に気づいていったそうです。そんな藤木さんに、しまの魅力について伺いました。

いろいろ聞きました

起業までのご経歴を教えてください

福岡県生まれで、幼稚園のころ、父の転勤で、家族全員で沖縄県の宮古島に移住しました。壱岐市に移住をしてくる前は、福岡に戻り保育園の栄養士、保育士と主に保育園で勤めながら、けしごむはんこ作家として活動していました。
壱岐島へは2018年に「みなとやゲストハウス」のお手伝いスタッフとして来島し、1年間の二拠点生活をしたのち2019年に移住しました。起業までは、空き家活用促進を目的とした、地域おこし協力隊として活動をしていました。

なぜしまで起業することになったのですか?

最初に壱岐市地域おこし協力隊として着任したばかりの頃は、業務が忙しく、はんこ作家としての活動はできていませんでした。3年の任期を迎えるころ、改めて壱岐で暮らすということを考えてみたのです。
私に取っての壱岐は、育った土地である宮古島と、とても似ているところがあります。島の環境も似ていますが、暮らす人との距離感も近いと思っています。繋がりがあれば、誰とでも親しく会話が出来る。自分らしく暮らすためには大切なことだと感じました。
そんな壱岐に定住するために、けしごむはんこ作家として起業しました。

苦労したこと、これをしてよかったと思うことを教えてください

ありがたいことに、困ったことがあれば頼れる人が周りにいっぱいいるので、苦労したことは特には無いです。
また、私の場合は、「地域おこし協力隊」としての活動中に、けしごむはんこを作っていることも知ってもらう機会が多く、ケーブルテレビに出演させていただいたりしたことで、島内で「はんこを作る人」という認識がされていたことが良かったと思います。
口コミでじわじわと広がっていき、事業者さんから作成依頼をいただいたり、はんこ教室をさせてもらったりさせてもらっています。

先輩起業家として、応募者に一言お願いします!

壱岐島では口コミが一番の広報になると思っています。好奇心旺盛な人が多くて、新しいお店がOPENするとみなさん来店するのがとても早いです!その後「どうだった?」とお話しされることも多いです。
何かを始めること自体がきっと島のために繋がると思います。事業内容にもよると思いますが、小さいところから和を広げ、それがゆくゆく大きくなり、島に大きな和が広がっていくようにしていけば、自分にも無理なくできると思います。

藤木さんの会社の

事業概要

「暮らしをほんの少し、彩ります。」をモットーにお客様のオーダーに合わせて一つ一つ丁寧にはんこを制作しています。ひとつひとつ丁寧に手作業で作っていて、コンピューターでは作り出せない線の味わいを感じられることが、けしごむはんこの魅力です。
  • 屋号名
    けしごむはんこ あやとりや
  • 主な事業
    けしごむはんこの受注制作販売、ワークショップなど

藤木さんが利用した
支援制度

壱岐市地域おこし協力隊起業支援補助金

advise 私が利用したのは地域おこし協力隊の任務を全うした後の制度なので使用できる人は限られますが、地域に貢献したいと思っている方にとってはぴったりの制度です。自分が起業したい土地の先輩起業人に聞くことが一番理想だと思います!