7南松浦郡新上五島町
中通島/頭ヶ島/桐ノ小島/若松島/日島/有福島/ 漁生浦島
南松浦郡新上五島町の基本データ
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全域 |
※R2国勢調査及び国土交通省国土地理院の「全国都道府県市区町村別面積調」及び第69版(令和4年)長崎県統計年鑑 |
人口(人) |
17,503 人 |
面積(㎢) |
213.99 ㎢ |
産業構造 |
農林業 |
1.2 % |
水産業 |
8.8 % |
第2次産業 |
15.6 % |
第3次産業 |
74.4 % |
「しま」の紹介
下のボタンを押すと、それぞれ「しま」の紹介をご覧いただけます。
A
中通島
ツバキ香り豊かな海と歴史・文化を育む自立する島
九州本島から約90km離れた東シナ海に浮かぶ五島列島を構成する島の一つで、五島列島では福江島に次いで2番目に大きな島。十字状に4つの半島が東西南北の各方向に突出している独特の地形で、リアス式海岸の複雑で美しい海岸線を持ち、島の一部は西海国立公園に指定されている。日本の島の中で面積は12番目だが、海岸延長は佐渡島に次ぐ5番目である。遣唐使船の寄港地として、捕鯨の島として、またキリシタンの里として深い歴史をもつ。特に、島内に点在する25もの教会は、日本におけるキリスト教の伝来と繁栄、そして激しい弾圧と復活の歴史を物語っている。島内には国指定の重要文化財「青砂ヶ浦天主堂」など歴史ある教会堂が建つ。主な産業は漁業で、まき網、一本釣り、延縄、定置網、養殖など多種多様。日本でも有数のツバキの自生地でもあり、ツバキを原料としたさまざまな産品開発を通じた地域振興にも取り組んでいる。複雑な海岸線を持つ美しい海、歴史ある教会群、新鮮な魚介類や五島うどんなどの豊かな食、そしてあたたかい住民の人情に惹かれ、全国各地からのUIターンも多い。青方神社をはじめ日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島」の構成文化財を複数有する。島内に2つの国の重要文化的景観選定地区がある全国的にも珍しい島。平成16年8月1日、有川町・上五島町・若松町・新魚目町・奈良尾町の5町が合併して、新上五島町が誕生した。
中通島の特産物
※新版[日本の島ガイド]SHIMADAS((公財)日本離島センター、令和元年)より引用 |
【新魚目地区】ブリ、ハコフグ、ツバキ油、トビウオ(アゴ)製品(スープ、あごだしパック、オイル漬けほか)、五島手延うどん、自然海塩【上五島地区】ブリ、ハコフグ、塩ウニ、アオサ、ワカメ、船崎うどん、河内晩柑、塩、甘夏、干し大根【有川地区】五島手延うどん、焼きアゴ、スルメ【若松地区】ハマチ、タイ、ヒラメ、ヒオウギ貝、マガキ、五島手延うどん【奈良尾地区】アジ、カマス、イワシ、水イカの干物、かんころもち、かまぼこ、五島手延うどん、あこう巻き、豆ようかん |
中通島の基本データ
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全域 |
※R2国勢調査及び長崎県調べ |
人口(人) |
16,132 人 |
面積(㎢) |
168.39 ㎢ |
産業構造 |
農林業 |
1.3 % |
水産業 |
8.0 % |
第2次産業 |
15.9 % |
第3次産業 |
74.7 % |
B
頭ヶ島
石造り教会のある世界文化遺産の島
中通島の西北端に位置する。縄文土器や人骨、須恵器が出土しており、中通島有川郷の埋葬の島だったといわれている。安政6年(1859)、中通島鯛之浦などからの入植により島の開拓が始まる。当時の住民はほとんどがキリシタンであり、幕末から明治初めにかけての大弾圧「五島崩れ」で一時無人化したものの、大正6年には島産の頭島石を使った頭ヶ島天主堂(国指定重要文化財)を信者自ら完成させている。昭和56年には中通島との間に橋長300mの頭ヶ島大橋、島の東部に上五島空港が完成、上五島地区全体の空の玄関口となったが、現在、上五島空港には定期航空路は就航していない。かつて探石が盛んで、五島石を活用した石畳や家屋など独特の景観が残る頭ヶ島の集落は「崎浦の五島石集落景観」として国指定重要文化的景観に指定されている。また、同集落は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つとして平成30年にユネスコ世界文化遺産に登録された。現在、集落環境の保全などを目的に「頭ヶ島パーク&ライド」に取り組んでいる。
頭ヶ島の基本データ
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全域 |
※R2国勢調査及び長崎県調べ |
人口(人) |
- 人 |
面積(㎢) |
1.86 ㎢ |
産業構造 |
農林業 |
中通島のデータに含む |
水産業 |
中通島のデータに含む |
第2次産業 |
中通島のデータに含む |
第3次産業 |
中通島のデータに含む |
C
桐ノ小島
小さな、小さな島
中通島の南西、桐古里地区からわずか7mの瀬戸をはさんで若松瀬戸に位置している小島。中通島とは昭和36年に橋で結ばれている。現在、海面養殖などに従事する数世帯のみが居住している。
桐ノ小島の基本データ
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全域 |
※R2国勢調査及び長崎県調べ |
人口(人) |
- 人 |
面積(㎢) |
0.04 ㎢ |
産業構造 |
農林業 |
中通島のデータに含む |
水産業 |
中通島のデータに含む |
第2次産業 |
中通島のデータに含む |
第3次産業 |
中通島のデータに含む |
D
若松島
ロマンチック愛ランド
五島列島のほぼ中央に位置する。岬と入江が複雑に入り組む地形は、古くから天然の漁港となり、豊かな漁場にも近いことから漁業で栄えてきた。島々がおりなす景観は、西海国立公園に指定されており、景勝地として名高い。古くは「貝俣島」「狩俣島」と呼ばれ、歴史的には隠れキリシタンの地として有名で、カトリック教会や信者ゆかりの地がある。平成3年若松大橋の開通によって交通アクセスは格段に改善され、大橋付近は新たな観光スポットになっている。近年では民泊などによる新たな交流の創出にも取り組んでいる。
若松島の特産物
※新版[日本の島ガイド]SHIMADAS((公財)日本離島センター、令和元年)より引用 |
ハマチ、タイ、ヒラメ、マグロ、塩、五島手延べうどん、ツワブキ |
若松島の基本データ
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全域 |
※R2国勢調査及び長崎県調べ |
人口(人) |
1,218 人 |
面積(㎢) |
31.14 ㎢ |
産業構造 |
農林業 |
0.6 % |
水産業 |
14.7 % |
第2次産業 |
13.0 % |
第3次産業 |
71.6 % |
E
日島
野生鹿が棲む
若松島の西方に位置し、有福島・漁生浦島を経て若松島と臨港道路や橋で結ばれている。江戸時代は、異国船の来航を見張った島であったといわれている。また日島は「火の島」が変化したものともいわれ、標高244mのバンヤノ峠は、『肥前風士記』にある「烽火の処三所あり」の一つと推定されている。室町時代には朝鮮貿易の根拠地として、江戸時代には漁業の基地として栄えた。現在も近海の豊かな漁場で、一本釣やハマチやタイの養殖などが営まれている。野生鹿が多く生息。曲崎一帯で数十基の中世の石塔が発掘され、注目を集めている。日島の石塔群 (県指定文化財)は、この地が都や大陸との海上貿易の拠点であったことを物語る貴重な史跡として、日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」の構成文化財の一つになっている。
日島の特産物
※新版[日本の島ガイド]SHIMADAS((公財)日本離島センター、令和元年)より引用 |
ブリ、ヒラメ |
日島の基本データ
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全域 |
※R2国勢調査及び長崎県調べ |
人口(人) |
27 人 |
面積(㎢) |
1.37 ㎢ |
産業構造 |
農林業 |
0.0 % |
水産業 |
37.5 % |
第2次産業 |
0.0 % |
第3次産業 |
62.5 % |
F
有福島
森深き神秘の島
若松島の西方に位置し、漁生浦島・日島とは漁港の臨港道路で結ばれている。漁生浦橋を利用すれば若松島、さらに中通島まで通行が可能だ。弥生式土器が出土、江戸時代には五島藩の藩牧がおかれていた。延宝年間(1673~81)には鯨突組がつくられ、捕鯨が始められている。文政年間(1818~30)に西彼杵半島の神ノ浦村から203人が入植して以後、キリシタンも増え、カトリック教徒の多い島になっている。昭和2年には教会も建てられた。島の周囲は好漁場で、一本釣りや定置網、養殖業が営まれている。
有福島の特産物
※新版[日本の島ガイド]SHIMADAS((公財)日本離島センター、令和元年)より引用 |
ハマチ、ヒラメ |
有福島の基本データ
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全域 |
※R2国勢調査及び長崎県調べ |
人口(人) |
100 人 |
面積(㎢) |
2.97 ㎢ |
産業構造 |
農林業 |
0.0 % |
水産業 |
60.6 % |
第2次産業 |
3.0 % |
第3次産業 |
36.4 % |
G
漁生浦島
クワイエット・アイランド
若松島の西端から100m北に位置し、若松島とは昭和54年に漁生浦橋で結ばれている。古くは「猟尽島」と呼ばれたが、幕府に願い出て元文5年(1740)に漁生浦島に改められた。明治30年から昭和31年に若松町として合併するまで、若松島の西半分(間伏郷・榊ノ浦郷)と日島・有福島・漁生浦島で構成される日島村の役場が置かれていた島だ。現在は新上五島町に属する。古くから漁業の島で、現在はイカ漁などが営まれているほか、養殖業にも取り組んでいる。
漁生浦島の基本データ
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全域 |
※R2国勢調査及び長崎県調べ |
人口(人) |
26 人 |
面積(㎢) |
0.65 ㎢ |
産業構造 |
農林業 |
0.0 % |
水産業 |
64.3 % |
第2次産業 |
0.0 % |
第3次産業 |
35.7 % |
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自治体独自の制度
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産業支援事業
新上五島町商工会に地域支援センターを設置し、起業を志す人や町内事業所等に対して、個別相談、経営者等の意識調査、情報発信及び啓発業務を実施します。
創業支援
事業拡大
支援
事業継続
支援
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新上五島町雇用機会拡充事業
新上五島町において新たな雇用を生み出す創業又は事業拡大を行う個人・法人に対して、設備投資資金・運転資金を、最長5年間補助します。
創業支援
事業拡大
支援
- 創業:450万円/年
- 事業拡大:1,200万円/年
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地方税優遇措置
製造業、旅館業、農林水産物等販売業、情報サービス業等を営み、所定の生産設備等を取得した者に対して、新設又は増設に係る従業者分の事業税、対象施設に係る不動産取得税及び固定資産税を一定期間課税免除します。
創業支援
事業拡大
支援
- 事業税(法人、個人)、不動産取得税、固定資産税免除
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全自治体共通の制度
その他、南松浦郡新上五島町の助成制度(支援金・補助金)については「ながさき移住ナビ」をご確認ください。
画像を押すと各自治体の詳しい支援制度をご覧いただけます。