しまチャレ2025 本審査会レポート(②最優秀賞受賞者インタビュー)
2025年12月20日(土)に長崎県庁にて開催した、「しまチャレ2025」の本審査会。これから数回に分けて、受賞された皆様の声を、ご紹介していきます。今回は、最優秀賞を受賞された2組の方へのインタビューです。
【最優秀賞】五島列島自然のめぐみ さん
応募部門:一般部門
発表タイトル:「健康豆『ムクナ豆』の栽培による地域活性化計画」


・「しまチャレ」に応募された経緯を教えてください。
長崎市内から五島に移住し、その後2年間に2度脳梗塞で倒れ、退院後も体調が思わしくなくやる気を感じない日々を送っていました。そんな中、ムクナ豆を紹介されて試してみると、劇的に体調が改善した経験があります。その体験を通じて、同じ苦しみを抱える人々の支えになりたいという思いと、五島を元気にしたいという想いで応募しました。
・「しまチャレ2025」本審査会での発表はいかがでしたか?
「しまチャレ」に応募し、思いもよらず最終審査まで進むことができました。先にプレゼンテーションを行った方々の素晴らしいプレゼン内容に圧倒されました。場違いな気持ちが込み上げ、足がすくむ思いでした。いよいよ私の番がやってきましたが、壇上のパソコンの操作がわからず、頭の中が真っ白になりました。準備していた言葉も消え、お伝えしたいことの三分の一も伝えられませんでした。しかし、結果は最優秀賞という素晴らしい結末に。78歳の挑戦者の情熱が少しでも伝わったのなら、この喜びはかけがえのないものです。私にとって忘れられない一日となりました。
・しまチャレに参加して、良かったと思うことはありますか?
五島の島を盛り上げたいという一心で応募した「しまチャレ」。私には農業経験など全くなく、無謀ともいえる挑戦でした。しかし私の背中を黙って押し、泥だらけになって共に歩んでくれたのは妻でした。二人三脚で試行錯誤の日々を送りましたが、妻の支えがあったからこそ、この挑戦を通じて長年連れ添った妻と「新しい夢」を共有できたことが何よりも良かったです。
・アイデアの実現に向けた今後のご活動についてお聞かせください。
この度「しまチャレ」にて最優秀賞をいただくことで、多くの方に活動を知っていただく機会を得ました。おかげさまで、現在は多方面から栽培のご依頼を受けるようになり、大きな励みとなっております。今後はイベント出展やSNS活用を通じて、島内だけでなく島外へも販路を広げていく考えです。その第一歩として2月に大阪で開催される五島のPRイベントに出展いたします。今回の受賞を糧に、島外の方々へも五島の産品の魅力を届けていけるよう精進してまいります。
【最優秀賞】connect さん
応募部門:学生部門
発表タイトル:「高校生と企業を繋ぐ架け橋に」


・「しまチャレ」に応募された経緯を教えてください。
私たちconnect は、上五島高校・神之浦と、諫早商業高校・本田の二人で活動をしています。メンバーの神之浦が長崎県の離島新上五島町出身で、新上五島町の多くの高校生が卒業を機に島外へ出ていってしまう、働き手が不足しているという現状を実際に目の当たりにしてきました。そこで、高校生である自分たちが新上五島町のためにできることは、新上五島町の課題について考え、自分たちなりの解決策をつくり、そのアイデアや思いを伝えることだと思い、今回応募させていただきました。
・「しまチャレ2025」本審査会での発表はいかがでしたか?
本審査会では、大学生や社会人の発表者の方が多く、自分たちは高校生だが大丈夫だろうかと始まる前までは少し緊張していました。ですがいざ本番が始まると、賞を取ることよりもとにかく自分の伝えたい思いをしっかり聞いている人に届けたい。という思いで精一杯発表をすることができました。これまでは勉強と探求活動の両立がうまく行かず、この活動や頑張りは意味があるのだろうかと思う時期もあったのですが、今回このように自分たちの思いやアイデアを評価してもらったということは、自分自身の頑張りを評価してもらえたことでもあると思うので、率直に嬉しかったです。
・しまチャレに参加して、良かったと思うことはありますか?
このコンテストを通じて新たなつながりをいただき、自分自身のこれからのキャリアについて考える機会をいただけたこと。そして、本気で自分の目標を追いかけることの楽しさに気づくことができたことです。これまでの自分は、目標があってもこれくらいでいいやと本気で何かに取り組むことから逃げていました。ですが、今回しまチャレを本気で取り組んだからこその楽しさや、達成感に気づくことができました。
・アイデアの実現に向けた今後のご活動についてお聞かせください。 さまざまな方々のお話を聞くことや、まだ知らない未知のことにも沢山飛び込んでいき、自身の視野を広げることです。また、勉強の方もこれまで以上に取り組み、自分のできることを積み重ね、自分自身を高めていきたいです。