6佐世保市(宇久島、寺島、高島、黒島)
宇久島/寺島/高島/黒島
佐世保市(宇久島、寺島、高島、黒島)の基本データ
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全域 |
うち離島地域 (宇久島・寺島・高島・黒島) |
※R2国勢調査及び国土交通省国土地理院の「全国都道府県市区町村別面積調」及び第69版(令和4年)長崎県統計年鑑 |
人口(人) |
243,223 人 |
2,434 人 |
面積(㎢) |
426.01 ㎢ |
33.57 ㎢ |
産業構造 |
農林業 |
2.5 % |
14.0 % |
水産業 |
1.2 % |
15.8 % |
第2次産業 |
18.5 % |
9.8 % |
第3次産業 |
75.7 % |
59.6 % |
「しま」の紹介
下のボタンを押すと、それぞれ「しま」の紹介をご覧いただけます。
A
宇久島
五島列島の歴史と文化の発祥地
佐世保市の北西約60km、五島列島の北部に位置し、標高259mの城ケ岳を中心になだらかな丘陵が広がる、和牛放牧と漁業が盛んな島。エメラルドの海と、黄金色に輝く砂と芝生の大草原が広がり、海の碧と草原の緑のコントラストが鮮やかに、表情豊かな自然の魅力にあふれている。島内各所から旧石器~弥生時代にわたる遺跡が発見されている。古代には「有救島」と記され、中国や朝鮮への海上交通の中継地となっており、遣唐使船も寄港している。壇の浦合戦の後、文治3年(1187)に平清盛の弟である平家盛がこの地に逃れて居館を構え、福江島へ本拠地を移すまで7代200年にわたり五島一円を統治した。江戸時代以降、西海捕鯨の一大拠点となり、近代に入ると南氷洋捕鯨に多くの砲手を送り出した。また800人ともいわれる海外移民を輩出したことでも知られている。この地は、五島列島の歴史と文化の発祥地であり、この史実をふまえた地域振興を進めている。近年では、民泊体験による交流人口の拡大にも力を入れている。第一次産業が中心で、特に肉用牛繁殖が盛んで、年間約1,100頭の仔牛を全国へ出荷している。
宇久島の特産物
※新版[日本の島ガイド]SHIMADAS((公財)日本離島センター、令和元年)より引用 |
アワビ、サザエ、ウニ、イサキ、海藻、メロン、アスパラガス |
宇久島の基本データ
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全域 |
※R2国勢調査及び長崎県調べ |
人口(人) |
1,888 人 |
面積(㎢) |
24.94 ㎢ |
産業構造 |
農林業 |
17.7 % |
水産業 |
7.8 % |
第2次産業 |
10.0 % |
第3次産業 |
63.9 % |
B
寺島
東シナ海に沈む夕陽が美しい島
宇久島・神浦港の西3.5kmにあり、市営交通船が9分で結ぶ。島名は、宇久島の東光寺の寺領だったことに由来するという。古くは「手羅島」「照島」とも記されている。島の中央、北側の湾奥に集落がある。この湾は天然の良港で、漁場にも近いことから、かつては他県の船も多く寄港しにぎわっていた。西海岸のノリ瀬には波が石を転がすことによってできたポットホール(甌穴)がある。世界的にも珍しいもので県の天然記念物に指定されており、中の玉石は信仰の対象ともなっている。また、釣り客も多く訪れる。
寺島の基本データ
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全域 |
※R2国勢調査及び長崎県調べ |
人口(人) |
- 人 |
面積(㎢) |
1.3 ㎢ |
産業構造 |
農林業 |
宇久島のデータに含む(「秘匿地域のため。」) |
水産業 |
宇久島のデータに含む(「秘匿地域のため。」) |
第2次産業 |
宇久島のデータに含む(「秘匿地域のため。」) |
第3次産業 |
宇久島のデータに含む(「秘匿地域のため。」) |
C
高島
自然がいっぱいの島
佐世保市の相浦港を出港すると眼前に現れるタツノオトシゴ形の島。沖合いから見ると、右半分がこんもりとした山林で南端の標高138mの番岳が最高点。北半分が平たく広がるなだらかな姿をしている。ほとんどが漁業に従事し、カマボコ・チクワ製造業が1軒ある。島の北部には民間真珠会社の養殖場がある。中心部の宮ノ本遺跡は縄文から古墳時代にかけてのもので、弥生時代の墓地からは石棺やカメ棺に埋葬された人骨40体以上が出士している。平成29年度の調査では、新たに3基の石棺墓が確認され、うち1基からほぼ完全な状態の人骨がみつかった。古くは松浦藩の馬牧で、幕末には異国船見張所が番岳におかれた。
高島の特産物
※新版[日本の島ガイド]SHIMADAS((公財)日本離島センター、令和元年)より引用 |
カキ、ウニ、エソ、アジ、チクワ、カマボコ |
高島の基本データ
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全域 |
※R2国勢調査及び長崎県調べ |
人口(人) |
162 人 |
面積(㎢) |
2.67 ㎢ |
産業構造 |
農林業 |
3.5 % |
水産業 |
61.6 % |
第2次産業 |
10.5 % |
第3次産業 |
19.8 % |
D
黒島
漁業とカトリックの島
佐世保市の相浦港から出航した「フェリーくろしま」は、途中高島に寄り、黒島の白馬港に着く。九十九島で最大の島。沖合から見ると、平らに広がるなだらかな姿をしている。黒島石と称される良質な石材産地として知られる。西と東にやや高くなったところがあり、五島に近い西が「番岳」、中学校のある東が「岳」と呼ばれている。番岳には寛永17年(1640)、鎖国中の日本に異国船が近づくのを警戒するための見張り所がおかれた。その後も軍港佐世保を守る天然の要塞としての役割を担っていた。住民の約8割がキリスト教徒といわれ、島の中ほどにはカトリック黒島教会の黒島天主堂があり、平成10年度には国指定重要文化財となっている。禁教令で弾圧をうけたものの、西彼杵半島の外海地方や五島などからキリシタンが移住し、出口大吉宅で密かに信仰が続けられていた。明治19年から修道会愛苦会の保育・福祉・奉仕が進められ、女性修道者の自給自足の生活(通称「女部屋」)がみられた。島名は、ポルトガル語のクルス(十字架)に由来するという説と、密生した樹林により黒く見えたためという説がある。島の全域(伊島・幸ノ小島・漁港区域を含む)が「佐世保市黒島の文化的景観」として国の重要文化的景観に選定されており、「黒島の集落」として世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つにもなっている。
黒島の特産物
※新版[日本の島ガイド]SHIMADAS((公財)日本離島センター、令和元年)より引用 |
ウニ、アワビ、ワカメ、ヒジキ、みかげ石(黒島石)、タマネギ、ジャガイモ、サツマイモ |
黒島の基本データ
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全域 |
※R2国勢調査及び長崎県調べ |
人口(人) |
384 人 |
面積(㎢) |
4.66 ㎢ |
産業構造 |
農林業 |
1.7 % |
水産業 |
31.1 % |
第2次産業 |
8.3 % |
第3次産業 |
58.9 % |
佐世保市(宇久島、寺島、高島、黒島)で適用される
事業支援制度
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自治体独自の制度
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認定特定創業支援事業
創業希望者または創業後5年未満の人を対象に、経営に関する知識が全て身に付くことを目標として、継続支援します。
また、所定の条件を満たすと、登録免許税の減免・日本政策金融公庫や市の融資制度での優遇措置・創業関連保証の特例等をが受けられます。
創業支援
- 登録免許税の減免
- 日本政策金融公庫の優遇措置 創業関連保証の特例
- 小規模事業者持続化補助金の補助上限額増額等
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佐世保市中小企業融資制度 (創業資金)
佐世保市内で1年以上事業を営む中小企業者又は市内にて創業を検討している者に対して、信用保証協会の保証承諾を得て、金融機関から低利で融資します。
創業支援
- 資金使途:運転資金、設備資金 金利:年0.7%(特定創業支援は0.5%)
- 融資限度額:一企業あたり2,000万円以内
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企業立地優遇制度
事業所の新設、増設又は移設を行おうとする事業者の方が、一定の要件に該当する場合、土地取得、土地等賃借、雇用促進等に係る各種奨励金を交付します。
事業拡大
支援
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地方税優遇措置
製造業、旅館業、農林水産物等販売業、情報サービス業等を営み、所定の生産設備等を取得した者に対して、新設又は増設に係る従業者分の事業税、対象施設に係る不動産取得税及び固定資産税を一定期間課税免除します。
創業支援
事業拡大
支援
- 事業税(法人、個人)、不動産取得税、固定資産税免除
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佐世保市宇久地域雇用機会拡充事業
佐世保市宇久地域(宇久島・寺島)において新たな雇用を生み出す創業又は事業拡大を行う個人・法人に対して、設備投資資金・運転資金を、最長5年間補助します。
創業支援
事業拡大
支援
- 創業:450万円/年
- 事業拡大:1,200万円/年※ ※設備投資を伴わない事業拡大は900万円/年
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全自治体共通の制度
その他、佐世保市(宇久島、寺島、高島、黒島)の助成制度(支援金・補助金)については「ながさき移住ナビ」をご確認ください。
画像を押すと各自治体の詳しい支援制度をご覧いただけます。